統計学

同時確率分布とは二つ以上の確率変数が特定の値をとる確率を記述する確率分布です。連続型の確率変数の場合、同時分布は同時確率密度関数（joint probability density function, pdf）として表されます。

独立同分布(independent and identically distributed)とは、独立かつ同一の分布に従う確率分布です。つまり、各データが互いに独立であり、かつ全てが同じ確率分布から生成されることを意味します。

不偏推定量とは、標本から得られた推定量（標本平均など）の期待値が、真の母数と一致する推定量です。推定量とは、実際のデータ（標本）から母集団の特徴を推測するための値です。標本平均は不偏推定量であることが知られています。

層化抽出法（層別抽出法、stratified sampling）は、調査対象の母集団をいくつかの「層」に分け、それぞれの層から無作為にサンプルを抽出する手法です。例えば、全体の学生を「学年」や「性別」などで分け、各グループから均等に、または割合に応じた数を抽出するイメージです。